吾輩はデュークである。
この小さい奴はイーストンという輩。
とぼけた顔をした人間だ。
こいつらの世界ではこの顔を「イケメン」というらしい。
どう見ても俺のほうがイケている。
そう思わないか？
まあ、嫌いではない。
私の散歩に付き合ってくれるからな。
しかし先日
私の主を
鉄の車に乗せて
どこかに行こうとしていた。
よりにもよってあの憎き鉄の塊に…!!!!!!
🍋「デューク、どいてよぉ…」
行かせてたまるか！たわけ！
🍋「ほら～デュークがへそ曲げてる
ドン、わざわざ俺に車運転させて
街に行くって…
いーじゃん、いつもみたいにデュークに乗っていけば…」
🤠「わしじゃて、車乗ってみたかったんじゃ…」
🍋「え？なんて？？？」
そう、私の主
ドン・グースマン
私に次いで色男である。
私の主が過去にテレビ出演をしていた経緯を知って
この地を訪れたとかなんとか…
なんか背中に乗せてた時言ってた
流石、我が主!!!!!!
ところで、「テレビ」とはなんだ？？
またこの小僧には
もったいないくらいの
かわいらしい恋人もいてな。
わしに乗りたそうにしてたから
乗せてあげることにした。
これはまた…悪くない。
いつもの主や小僧とは違う…
このフィット感…
どこまでも連れていってあげたくなる…
怯えた反応もまたかわいらしい。
まあそんな緊張も、吾輩にかかればなんのその。
吾輩は気に入ったぞ!!
まあ、今乗っているのは
小僧なわけだが…
何やら小僧には気がかりなことがあるらしい
私にまたがると、日々の思いを
ぽつぽつと話し出す。
仕事の事や
恋人の事…
こ奴らにも
いろいろあるんだな。
まあ、吾輩の知ったことじゃないが。
一緒に風に吹かれれば
気持ちも洗われるであろう。
家に帰ったら
おいしいニンジンを忘れるなよ。
To be continue…
